楽しく過ごすためには、やっぱり 運動 だ!
運動の効果:
①関節や筋肉が柔らかくなる
人の体は動かしていないと徐々に固くなる性質があります。
動かすことによって柔軟性が生まれ、固くなるのを防ぐ効果があります。柔軟性があれば怪我の予防、事故の後遺症も軽く済むことがあります。
②筋肉・心肺系が強くなり、疲れにくくなる
心肺は運動することによって負担のかかる臓器で鍛えらる臓器になります。運動することによってガス交換(酸素・二酸化炭素)も活発になり、血管も強くなり、毛細血管も増えます。また、心臓も筋肉でできているため全身の筋肉と同様に強化されます。この事から疲れにくくなります。
③血液がきれいになり、抵抗力もつく
運動をすると善玉コレステロールが増え、悪玉コレステロールが減り、 血管が詰まる、固くなるということを防ぎます。この事から、動脈硬化、 狭心症、心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞などの予防効果があります。
④骨が丈夫になり、脳も活性化される
骨はある程度の軽い刺激があると強くなる性質がありますし、筋肉がつくことでも強くなります。
また、体を動かすことで脳に刺激を与えるので、認知症の予防・改善の効果があると言われています。複雑に動かす運動や、ウォーキングのように移動して風景が変わる運動もよい刺激になります。
その他に、認知症の薬は殆ど効果がないと話していた先生が認知症に効果があるものの一つに運動を挙げていました。
実際にストレスが脳を萎縮させることもあるので、運動はストレス発散にも良く、記憶力低下の予防にもなります。
⑤痩せて見た目も若返る
特に弱い運動を継続すると、筋肉が発達して脂肪の消費が増えます。プロポーションも改善されてスタイルが良くなり、肌の艶も出てきて見た目も若返ります。
⑥痛みが緩和する
運動により筋肉の緊張がほぐれたり血行や新陳代謝が増し、疲労物質や痛み物質が回収されたり、回復が促進されるからです。
⑦気持ちが元気になる、若返る
適度な運動はストレスの発散、リラ ックス効果もあるので、気分が明るくなり、不安感や疲労感が減ったり、意欲がでたり、自信がもてたりと、さまざまな心理的効果で気持ちを若返らせてくれます
運動のしすぎには注意!
激しい運動や運動のしすぎは、
怪我、不眠やイライラ、極端な例では無月経などが起きるので
気をつけましょう。
適度な運動の目安
成人は1日60分以上の歩行、筋トレは週2~3回――。
(厚生労働省の専門家検討会の身体活動・運動の目安となるガイド案)
10年ぶりの改訂です。
身体活動や運動量が多い人は少ない人と比べ、循環器病やがん、うつ病、認知症などの発症・罹患(りかん)リスクが低いことが報告されています。
ガイド案は、科学的根拠をもとに子ども(18歳未満)、成人(18歳以上)、高齢者に分け、推奨する具体的な内容で個人差もあるため、強度や量を調整し、できることから取り組むよう求めています。
歩行やそれと同じ程度の活動について、成人は「1日60分(1日約8千歩)以上」、高齢者は「1日40分(1日約6千歩)以上」を推奨する。歩行以外には、卓球やテニス、水泳などの様々なスポーツのほか、階段の昇降や風呂掃除といった日常生活の動きも例示した。
腕立て伏せやスクワット、マシンなど一定の負荷のかかる筋力トレーニングは、成人、高齢者ともに「週2~3回」を推奨。高齢者は、ダンスやラジオ体操、ヨガなども含め、安全に配慮し転倒などに注意する。
筋トレの実施により、死亡や心血管疾患、がん、糖尿病などのリスクが、10~17%低くなるとの報告もあります。
子どもは、国内でのデータが乏しいため、少し息があがる程度の活動を「1日60分以上」や、有酸素運動など強めの活動を「週3日以上」とする世界保健機関(WHO)のガイドラインの推奨内容を参考として示されています。
私的に思う運動量の目安
「息がはずみ、汗をかく程度で、基本は心地よい」がその人にあった運動量と思います。
全く運動していない人が推奨の運動量といっても、その人に合っているかどうかはわかりませんし、元々体力があって運動している人なら物足りなさを感じるかもしれません。
ですので、本人が実際にしてみて、ほどよく気持ちが良い程度がいいと思います。そして徐々に体が慣れたら増やしていき、ちょうど自分に合った運動量や運動間隔がわかってくると思います。
そして、日常生活での買い物や掃除などは、なるべく機械に頼らず自分の体を使うようにしましょう。
「運動のしすぎに注意!」でも書いたようにどんどん運動量を増やしていく中で、
注意点の項目が出てくるようなら、それは運動のし過ぎですのでまた調整してください。
また、全く運動していない人は汗もかきにくいです。
最初の頃は汗が出ないからといって出るまで無理に運動はしないようにしてください。
汗がかきにくい人の出る汗はドバッと噴き出る感じが多いです。
運動をしていくうちにほんのり滲む感じの汗が出てきます。
筋肉と関係のあるツボ
◉陽陵泉(ようりょうせん):
膝を立てて、腓骨頭(ひっこうとう:スネの上で膝の横にある出っ張りの所)の下から少し前です。
鍼灸ではこのツボを筋会(きんえ)といって、筋肉に関する病に効くと言われているツボです。
変わった使い方で、五十肩に効きます。
そのほかの効能としては、膝の腫れ、脚気、肋間の痛み、半身不随などです。
汗をほんのり流しながら、
楽しく運動をしましょう!