『気』と『血・津液』
気(き)は陽に属し、血(けつ)と津液(しんえき)は陰に属します
気はエネルギー、動かす力、血は栄養を与え潤す、津液は水分で潤す力があります
津液は水分なので血液に存在します。汗、唾液、涙なども津液です。
気血津液はお互いに関係しあって存在します
気は血から生産され、血や津液も気の働きで物質から生産されます
例えば、大量出血すると気も一緒に失われますし、緊張して大量の汗をかくと気もかなり消耗されるのでとても疲れます。
水分を例にしても、
水分不足で水分を取るように指導を受けても、気がうまく働かなければ細胞に届かず尿として排出されますし、逆にむくみがひどいから水分を控えるのではなく、気の働きを良くして水分を細胞に行き渡らせ余分なものは外へ排出するようにするのも気の働きです。
また、血は気の働きがないと血の流れがスムーズにいかず血行が悪くなりますし、
津液が足りないと血液が滞ってしまい血行が悪くなります
このように気・血・津液はお互いに関係しあい、陰と陽がうまく調和する事で体の中の循環も良くなります。
表面的な結果で判断せず、なぜそうなったかの過程も気にして欲しいです。
そうすればザル状態で水を補っても流れていくばかり、密閉状態のところへ水を補えば水は溢れるということがわかれば、違う糸口が見つかると思います。