楽しく過ごすためには、やっぱり 食事 だ!
食事の役割:
①生命を維持させる
空腹を満たして、生きていく上でのエネルギー補給をして体を維持させる。
②体を作り、体調を整える
体の組織(骨、筋肉、血液、内臓など)を作り、免疫を高めて病気にかかりにくくする。
③心を豊かにし、食文化を次の世代へ伝える
料理を楽しんだり、食を通じて人と交流したり、食事の礼儀作法、伝統などを次世代へ伝える。
食事の良い取り方
① 栄養成分・効能成分ばかりに気を取られず、食物自体に興味を持ち味わって楽しく食べましょう。
② 孤食にならず皆とわいわいコミュニケーションを取りながら食事をしましょう。
③ 適度に適した時間に食事をしましょう。
メディアに惑わされない
新聞、テレビ、ラジオ、You Tubeなどで「この食べ物は〇〇に効く」と報道されるとスーパーから一瞬でその食物は消えてしまう現象があります。
そして、しばらく経つとブームは去り通常に戻りますが、その頃にはまた違う食べ物が表舞台に立ち、もてはやされ、そして忘れ去られることを延々と続けています。
「これこれに良い」と次から次へと新しい食物が報道されて来ますが、増え続ける良いと言われる食物を毎日食べることは無理です。
いくら体に良いからと言って、吸収できる範囲を超えては体が壊れます。また、同じものばかりを食べ続けると人によってはアレルギーを起こすこともあります。
基本的には食べ物にはそれぞれ良いところもあれば悪いところもあり、それをバランス良く食べる事で補い合います。「この食べ物は〇〇に効く」は知識として取り入れてみるのはいかがでしょうか?
良い面と悪い面
例えば活性酸素は一般的に悪者扱いです。実際、体を錆びらせると喩えられます。しかし、この活性酸素は免疫や細胞伝達の時に必要です。以前、活性酸素を抑えるサプリメントや食事はかえって免疫機能が落ちて亡くなることがあるという報告がありました。
このように一概に悪いとは言えないのです。体に良いと言われる水も取り過ぎれば、腎臓、心臓に負担がかかり毒です。お医者さん、健康番組のコメンテーターなどの方達がよく一日2リットル飲むと良いと発信され、無理に飲まれている方がいますが、水は食物からも空気中からも取り入れられているので、無理して飲む必要はないと思います。
食事と関係のあるツボ
◉足三里(あしさんり):膝蓋骨(膝のお皿)のすぐ下に内側、外側2つのくぼみがあります。
外側のくぼみから約5cm下で、すね上に取ります。
お灸がおすすめです。
足三里は俳人の松尾芭蕉が全国を旅した時に必ず灸をすえていたと言われています。
効能は胃腸を整えると言われていますし、膝や脚にも効果があります。但し、胃潰瘍の人は使わないようにしてください。
味わいながら、楽しく食事をしましょう!