2024.3.20配信のYahoo!ニュースに掲載されました。記事はこちら
マイクロプラスチックとは
空気中、水中、土壌中に存在する微小プラスチックのことで、国連環境計画(UNEP)の定義では長さ5㎜以下の水に溶けない粒子、更に小さいものをナノプラスチックといいます。
人体に悪影響
2022年に研究者たちがマイクロプラスチックを摂取することで腸内細菌に大きな変化を与えると報告しています。
腸内細菌が変わるということは人体に多大な影響を与えているという証拠になり、消化器疾患、内分泌の機能低下、肥満、心血管疾患、神経変性疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病の原因になりうるという報告もあるとDr .ishiguro(健康スクールの石黒成治先生)はおっしゃっていました。
マイクロチップの曝露
加工食品をたくさん摂取する環境で多いと言われています。また、人工関節に使われているポリエチレン成分が摩耗したり、擦れることによって関節の中に出て、そのプラスチック成分が人工関節周りで炎症を起こして骨を溶かすという研究報告があるということです。現在はプラスチックの割合を低くしているということです。
対策
1.Environmental Science & Tecnogy Letters という雑誌に報告されたマイクロチップ除去法
硬水の水道水の中にナノマイクロプラスチックを入れて、そのまま5分間沸騰させ、その後コーヒーフィルターで濾すと90%除去できたという報告です。軟水で行うと25%の除去率ということです。ただし、中国の研究発表なのでどうかなと個人的には思っています。再度、信用できる機関で研究していただきたいです。
2.腸内環境を整えるものを摂取する
発酵食品、ポリフェノールを含んだ食品、食物繊維など
3.定期的に腸内の掃除をする(研究段階なので不確実)
活性炭、ベントナイトクレイ、セオライトクレイなどのバインダーと呼ばれる吸着剤を使う
4.鍼灸で腸内環境を良くする(私的意見)
腸内環境を良くするのは鍼灸も同じです。副作用なく腸の機能を高めることができます。プラスチック製品の使用を控え、食べ物にも気を配り、運動と鍼灸をしていただければ良い対策になると思います。
私的まとめ
私自身、プラスチックの包装が過剰に神経質なほど使われていると思っていました。資源ごみで出すとき、プラスチックの多さにびっくりしています。
なるべく減らすために、そういう類のものをなるべく買わない様にしています。需要が減れば企業も生産しなくなるからです。なかなか今は個別包装のものが主流なので難しいですが、消費者が変われば企業も変わると思います。
どうか賛同いただける方は、なるべくプラスチック製品、例えばラッピングも紙製のものにするなど買わないようにお願いしたいです。
地球に存在する全てのために、努力をしてほしいと願っています。