がん化
大腸のポリープは2㎜を超えると『がん化』すると言われています。このポリープができる原因は何かというと、口腔内にいる悪玉菌系(ヌクレアタム菌など)ということです。
この悪玉菌系は舌の汚れと言われる舌苔に多く存在しているので、この汚れを取ることが大腸ポリープを予防することにつながるということです。
舌苔の汚れを取るには
舌苔をよく歯ブラシでゴシゴシ取っている人がいますが、味蕾という味覚を感じるところを傷つけ、舌痛症の原因になるのでやめましょう。
タングスクレーパーという専用の器具があるのでそれを使って取る様に勧めています。
口腔内を整えるには:西洋医学的
口腔環境を悪化させるものとして、加工食品や咀嚼をあまり必要としないものです。逆に口腔環境を良くするものは食物繊維が豊富で噛み応えのある食べ物です。
そして、歯科でPMTCという機械をつかって歯についた歯ブラシでは取れないバイオフィルを除去することです。
鍼灸治療でも口腔内は整えるられる
鍼灸で施術をしていくと、べったりとした舌苔がほとんど無くなります。人によって改善する期間はそれぞれで直ぐに舌苔がなくなる人もいれば半年もかかる人もいます。
東洋医学では舌苔は『湿』によって起きるものと言われています。この『湿』ができる原因も色々なので、不調の出方もざまざまです。鍼灸治療をしていくと舌苔がなくなり、体調も良くなっていきます。一般的に「湿」が改善されると「だるい」とか「重い」という症状がなくなっていきます。
西洋医学的な処置をしなくても鍼灸治療で舌苔が改善するというのは面白いと思いませんか。理論的に考えれば、鍼灸治療が口腔内の環境をよくしているという解釈になるからです。
舌苔が改善した症例はこちら
つまり、自分自身の力で口腔内環境を良くしているということになる訳です。