Dr.ishiguro 健康スクール開設の石黒成治先生のお話
すべての糖質が、がんの餌になるわけではなく、精製された糖と果物の糖では全く違うということでした。
精製された糖は腸内でエンドトキシンという毒素を産生し、このエンドトキシンはミトコンドリアを破壊し、代謝の障害を引き起こします。ミトコンドリにはエネルギーを産生する機能があります。
果物に含まれる糖はエンドトキシンを産生しないということでした。果物には食物繊維、ポリフェノール、酵素など様々な腸内環境を整える物質が同時に入っているのが理由かもしれないです。
ここで何故がん細胞は糖が大好きなのかという観点から出てきた仮説が、このミトコンドリアが原因ではないかということです。
ミトコンドリア
通常、細胞は酸素がある状況下では酸素を使って、このミトコンドリアでエネルギーを作り出します。この方法は効率的な方法です。しかし、がん細胞は同じ状況下でもミトコンドリアを使わず非効率的な方法でエネルギーを作り出すため大量の糖が必要になるのではないかということです。
そこで、がん細胞はミトコンドリアを使わないのではなく、使えないのではないかと考えられ始めました。ミトコンドリアが機能不全になり、がん細胞を駆逐する正常な細胞が減ったため、がん細胞が増えたのではないかということです。
このことから糖分を摂取ぜずがんを飢えさせる方法より、このミトコンドリアを正常な状態に戻すことが非常に重要だと結論づけられました。
ミトコンドリアの正常化
ミトコンドリアを正常化する方法は、ミトコンドリアの機能不全を起こす精製された糖、精製された穀物(小麦粉など)を摂らないようにし、オメガ6脂肪酸(リノール酸など)の過剰摂取もやめ、ときに間欠的ファスティングを利用して腸内環境を整えることです。
まとめ
がんの糖好きは代謝異常があるから糖が大好き。
対策は
1.代謝異常を改善するような食生活をする。
2.間欠的ファスティングをする。
3.精製された糖は控えたり、傷んだ油を摂らない、植物油も控える。